フルオーダー住宅とセミオーダー住宅の違い
注文住宅には、顧客が間取りなどを自由に設計できるフルオーダー住宅と、基本仕様が予め規格化されているセミオーダーの2種類があります。フルオーダー住宅は自由度が高く、より理想に近い家造りが可能である一方、断熱材などの仕様も含め、一から家を設計しなくてはなりません。施工会社の担当者にアドバイスを求めることもできますが、フルオーダー住宅は設計に時間がかかるのが普通で、費用も高くつきがちです。
これに対しセミオーダー住宅なら、よりスムーズな家造りが可能です。仕様などの選択肢は少ないものの、価格もフルオーダー住宅より低く抑えられるでしょう。基礎部分や主な構造は、事前にプロが決定するので、生活動線や収納などで失敗するリスクも低いはずです。実際、注文住宅の多くは、セミオーダーで建てられていると言います。
選択肢の幅は、施工会社によっても違う
セミオーダー住宅のデメリットは、旗竿地や不整形地、狭小地には建築しにくいことでしょう。こうした特殊な場所なら、土地の形状に適した住宅を設計できるフルオーダーの方が適しています。また同じセミオーダーでも施工会社によって、選択肢の幅が違ってくるので注意が必要です。どれだけ自分の要望を受け入れてもらえるのか、事前に確かめておきましょう。
セミオーダーでもオプションを追加すれば、より理想に近い家造りを目指せますが、予算オーバーになると、「フルオーダーより安価」というメリットがなくなります。なお、コストに関しては、複数の施工会社から見積もりを取り、比較検討することも大切です。
猫の家とはラトビアの首都リガにある建築物の名称です。1909年に建てられ屋根の上にある2基の塔にはそれぞれ銅製の黒猫の彫刻があり、この猫たちが建築物の名称に由来しています。