間取りの変更も可能!家族構成の変化にも対応できるスケルトンインフィル住宅

SI住宅なら、配管や配線のメンテナンスも楽!

スケルトンインフィル(SI)住宅とは、柱や梁などの構造躯体「スケルトン」と、間取りや内装、間仕切りなどの「インフィル」から成る住宅です。インフィルはスケルトンに比べ耐用年数が短いのですが、SI住宅ではこの2つの構成物は分離しているので、インフィルだけ更新することが可能です。例えば電気配線や給排水管もインフィルの一部ですが、これらの設備はスケルトンと天井や床の隙間に配置されます。こうした配置が可能なのは、SI住宅が二重構造だからです。旧来型の住宅では、配管設備が構造躯体や住居内空間に組み込まれているので、老朽化した配管を交換するのも大変です。SI住宅なら、構造躯体を傷つけずに配管などのメンテナンスができる上、給排水設備の配置場所や、部屋の間取り自体を自由に変更することさえ可能なのです。

注文住宅を建てるなら、長く住み続けられる家づくりを

使いやすい間取りというのは、子供の成長や独立、親や配偶者の介護など、家族構成やライフスタイルの変化により、変わっていくものです。その時々のライフステージに応じて、居住スペースを作り替えることができるSI住宅は、正に一生住み続けるのに相応しい家と言えます。既にマンションなどでは、SI住宅の建築技法を取り入れた物件も多く見られますが、この傾向は注文住宅にも広がっています。これから家造りに取り組む人にとって、SI住宅は有力な選択肢になるでしょう。但しコストが高くつく上、SI住宅を請け負える工務店の数もまだ少ないのが現状です。それでも耐震性や耐久性に優れたスケルトンを作り、インフィルに適切なメンテナンスを施すことで、孫の世代まで暮らせる住宅が手に入るはずです。

書斎とはもともと、文豪などが執筆に集中するための小さな個室のことを意味していました。現在では、「ワークスペース」、「家族が集まる場所から離れて仕事に集中できる個室」としての意味合いが強くなっています。